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ウッドストック工場作業

2018-12-14 08:53:21

毎週水曜日以外にも隔週の火曜日をお休みにしたものだから、さぞかし優雅に休日を楽しんでいることでしょう? と言われるのだけど、実のところはまったく逆でして、新しい機械の導入の準備や搬入、そしてお勉強をしていたので、製作物の作業がたくさん滞っており、もうかれこれ数カ月間、店の方が休みだからと言って、実際には休んでいるわけでもなく、工場では毎日深夜まで身体に鞭打って頑張っています。

そんなウッドストック店舗が休みの火曜日、見習いの自分はおざおざ先生に教えてもらいながら、古い方の機械を恐る恐る使いながら、そしてマシニングが動いている時間には汎用の旋盤作業もしていました。

うちの仕事が遅くなる理由その1、「こんなところのこんなパーツをこんな風に時間をかけて作るなんて、アホじゃない?」ということ。

そうなんです。 こちらの部品はGSX-R1000Rのライセンスプレートステーの構成パーツのひとつです。 薄い板を曲げれば材料は数分の1で済むし、加工時間も何十倍もかかります。 だけど、もしも自分のオートバイに取り付けるのだったら、こんなパーツが良いもんなー、というものを作りたいから、いつもこうなっちゃうわけでして、これがたくさん売れるのかというと、やはり加工時間がたくさんかかりますので、板を折り曲げて作られているものよりは、はるかに高価になりますので、そんなに売れるわけでもなく、「だったらもっと簡単に作れる仕様にして、たくさん売ればいいのに?」 とは言われるのだけど、それはそれで違うような気がするし。

やっぱり、売れる売れないというよりは、自分たちでも欲しいと思うようなものを作って、たまたまそれが欲しくなるような、同じ感性のお客様に購入していただいた方が嬉しいというような気持ちでやっているので、この状況を変革することは難しいのかもしれないですね。

だって、この形のパーツを削り出すための材料の大きさ重さたるや、かなり分厚いレース用のアンダーステムと同等の材料でして、そんな材料からほとんどのアルミを削り取らないといけませんので、材料の無駄、工程の無駄、時間の無駄を覚悟してまで、この構造にする理由って何なの?とよく聞かれるのだけど、「こっちの方が絶対にカッコイイから」 という理由しか思い浮かばず、やはり自分だったらこんなの欲しい、というパーツを作るために数千万円も投じて工作機械を設備しているのだから、少数でも喜んで使ってもらえる人がいてくれれば、頑張って作った甲斐があったというものでして、ここまで無駄な努力をしていけるということに繋がっていると思います。

うちの仕事が遅くなる理由その2は、断ればいいのに、ついついワンオフの仕事を受けてしまうこと。

この日もマシニングがキットパーツを削っている時間中には旋盤でこちらの丸い物体を加工していました。

ただの消音バッフルなのに、入口も出口もファンネル形状で綺麗に製作。  これ以外にも数時間旋盤の前でいろんな丸いものを製作しまくりました。

おざおざと今日中に帰れるかな? と心配するくらいの仕事が溜まっていましたので、何とか12時までには帰るぞと頑張っていたのだけど…

これ朝の時間なんです…

遅くまで仕事をするのは全然自慢にも何にもならず、自分たちの段取りの悪さを露呈しているだけなのですけど、さすがに何も食することなく20時間以上も立ちっぱなしで動きまくっているので疲れ果ててしまいました…

仕事からの帰り道で新聞配達の人や早くから通勤している人、早朝ジョギングしている人を見ながら車を運転しているのは変な感じですね。 そして、仕事から帰宅して仕事着のまま子供が通学するのを、いってらっしゃいと見送るのも、これまた変な感じ。

そして明るくなったら工場で作ったものを店に保管しているマシンに組付けて、「おーっ、カッコイイじゃんかー」 という瞬間に疲れが癒されるという日々。

こんな感じですので、店の方が休みが増えたからと言っても、優雅に休みを堪能しているのとはまったく逆で、自分もおざおざも前にも増して仕事しているということでした~

だけど、たまにはゆっくりしたいかも…

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