シリンダヘッド加工
少しブログのアップにタイムラグがありますが、ポート加工が終わっていました。
大中小のリューターで粗削りをした後にフラップホイルやペーパーで、粗い番手から細かい番手まで使って気の長い作業を続けました。
案外、4バルブのヘッドに比べて、2バルブの方がバルブガイドの周りの肉を加工するのが難しくて時間がかかってしまいますね。
空気の流れだけ考えたらここまで仕上げなくてもいいとは思いますが、後々のメンテナンスのことを考えたら綺麗にしておくと汚れが付きにくくなり、何かと効率がよくなります。
下の画像はインテーク側です。
画像では、洗浄液で洗浄した直後に写真を撮っていますので、ピカピカしていますが、実際はここまで光沢はないのであしからずです。
こちらはエキゾースト側
レースなどではもっと大胆に削りますけども、さすがに主にはツーリングなどに使用するのでこれくらいがいいのでは、という加工状態になっています。
こちらサイドからの加工は邪魔するものがないので比較的簡単なのですが、燃焼室側からの加工はバルブガイドが邪魔をするので神経使う作業になります。
こちらが燃焼室から見たところ。
まだ燃焼室は加工していません。 これも鼻の穴が真っ黒になる楽しい?作業ですよ。
シリンダヘッドは特に手をかけたらかけただけパワーアップに貢献してくれるので大変ですけど重要な仕事なのです。
さらに、バルブシートカット、バルブ擦り合わせ、面が荒れているので面研磨もしないといけません。 これらの作業たちはみんなウッドストック内でできるので安心です。 このへんの作業を人任せにすると細かい指示を出しにくくなるので、自分たちでできるのはありがたいですね。