オーリンズフロントフォーク
オーリンズのレース用のフロントフォーク
1999年式の100万円オーリンズです。
インナーチューブは今では珍しい46mmという高剛性仕様。(最近は43mmが多いですね)
今では一般的ですが、当時ではアクスルホルダーとキャリパーブラケットが一体になっているこのようなデザインは珍しかったように記憶しています。
中古でRSイトウさんから譲っていただいて、スーパーバイクで使っていたものです。
これがいまだに良い仕事をしてくれます。
たしかガレージハラダさんの原田選手も同じフォークで全日本や8耐を戦っておられまして、セッティングの大切さを実践で実証してくれている良い例だと思います。
最新のハイスペックな部品より、古くてもしっかりセッティングが出ている部品の方が良い結果を出すこともあるということですね。
特にタイヤなんて前のモデルの方が全然タイムが出るなんてことがよくあります。
なんでも単品で判断せずに、バランスが大事ということなのでしょうね。
そしてこれは2002(2003だったかな?)年モデルのレース用のオーリンズのフロントフォーク
アクスルホルダーとキャリパーブラケットが一体になっている部分は作り直されている仕様です。
喜久川選手、村上選手がGSX-R1000K9に装着して使っていましたが、今シーズンの最初の鈴鹿で村上選手が壊してしまった、もったいないフォークです。
これも年式は古いながらも良い仕事をしてくれていたのですけど…
もしかしたら直るかもしれないという淡い期待をしつつ分解してみたところ、インナーチューブが少し曲がっていました。
フレームがヘッドパイプ部分でぱっくり割れているくらいの激しいクラッシュ(今回の岡山のクラッシュではありませんので)(一体何回壊しているのでしょうね?)だったのに、フォークは微妙な歪みって、どれだけ強いフォークなのでしょうか?
もしかしたら直るかも?…
だってインナーチューブだけで一本十数万円するらしいのです。
“普通は新品にしないとだめでしょ?”ってプロの皆様には怒られそうですけど、資金の少ないライダーにとってはなかなか大金ですので、なんとかしてあげたいという親心です。
どなたか“上手に直してあげるよ”と言っていただける方がいらっしゃったらご連絡よろしくお願いしますね。
下の画像ですが、定規で120~130mmのところに1mm弱の隙間ができてしまってます。
レースってお金がかかりますね~