GSX-R1000エンジンOH
GSX-R1000K5のエンジンOH
今月の終わりに岡山国際でレースに出る予定になっており、早く仕上げないといけないので、急ピッチでの作業になりました。
しかも、たまたま午前にライダーがウッドストックに来て、自分のエンジンがバラバラなのを見て少々不安そう…
無理ならいいですからね。というお優しいお言葉。
そんなのは負けず嫌いの自分には逆効果なのに(この性格を知っててわざとなのか…)
でも、まだエンジン全てバラバラの状態で、シートカットもしていないものだから大変です。
とは言っても、午前中はいろいろと他の作業の打ち合わせをしたり、部品の手配をしたりとしていましたが、午後になると、さすがにお尻に火が付きまして、まずはシートカットをしようと思いましたが、レースで使うのにはポートの段差が気になり始めてしまい、リューターでゴリゴリ削り始めてしまいました。
やばい、始めてしまうと16個もあるのに~…
でも、バルブ周りの修正程度なので、そんなに時間はかからないと思いポート研磨開始。
速攻で仕上げて(オーダーされた訳ではなかったので…)、バルブシートカット。 こちらは丁寧にしないとね。
それからはメカニックパワーを見せつけるべく怒涛の作業開始です。
で、夜には完成!!!
画像にはないですけど、ちゃんとバルブタイミングの調整もしております。
年式の古いレーサーですので、現行モデルに比べたらパワーは劣りますけど、あとは車体のセットアップとライダーのスキルアップ次第ではまだまだ戦えると思いますので、是非とも頑張ってもらいたいですね。
しかしです、みんな初歩のライディングフォームの見直しから始めている最中なので、上手に乗れるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうですね。
そのためには長く練習できるようにエンジンは激しいチューンはしていません。
それなりのパワーでも使い切る走りをした方がタイムに繋がりますので、あとはライダーに奮起してもらうしかないですね。