オーリンズレーシングフォーク用ステム
先日のブログにてご紹介しましたオーリンズのレーシングフォーク用に製作したアンダーステムです。
クライアント様の指示によりM8ボルトを3本でクランプするようになっております。
この部分のトルクの変化や3本中2本のみを使ったりして剛性感を変えることもできるので、次回はウッドストックマシンにも3本仕様にしてみようかと思案中です。
フォーククランプ部分はかなり分厚いですけど、中央部分は上下から削りこんで薄くしてあります。
裏からの肉抜きはこのような感じ。
裏から抜いたり、昨年のウッドストック10Rのように前後から抜いたりで、剛性は変わりますので、何が一番というのはないですけど、実走テストをしてみて、しっかり感、しなり感を確認するしかないですね。
この仕様はフォークオフセットが固定式です。
ウッドストックマシンはセッティング幅を持たせるために、センターカラーをボルトどめして可変にしていましたけど、しっかりした剛性をだそうと思うと固定の方がいいでしょうね。
ただし、固定式にすると、オフセットを変更する際には、ステムを作り治さないといけないので、とてもコストがかかってしまいます。
良い数字がでるまでは可変式にして、その後固定式にするのが一番効率かつ実用的なのでしょうね。
とはいえ、ワンオフとなるとそれなりのコストがかかるわけですから、レースを続けるにはもの凄い情熱が必要ですね。 関わったチーム、メカニック、ライダー様には目標にしている結果になるように頑張ってほしいです。