ウッドストックって何屋?
ウッドストックというと何屋??? なんてことをよく聞かれます。
で、自分で考えてみて、えっ、何屋??? なんでしょう?
ってな具合で、いつも悩んでしまいます。
ショップの方に来ると、オートバイの車両を売っている雰囲気ないし、かと言って古いオートバイや新型バイクがところ狭しとたくさん預かって忙しそうに作業しているし…
店内には分解されてバラバラになったエンジンが何基分も置いてあるのに、近所の人の自転車のパンク修理してるし…
カスタム雑誌見るとコテコテにカスタムしてあるマシンが紹介してあるし…
でもサーキットで出会う人はウッドストックってレース屋でしょ? って思っているひと多いし…
しかも、ホームページ見ると、ショップというよりは、どう見てもオートバイパーツメーカーなんですよね?
これって自分でも大きな悩みでして、全てをリンクして見てもらえると、なんて引き出しの多い素敵なバイク屋さんですこと。って思ってもらえるはずなのにね?
こんな工作機械を所有しているオートバイ屋(うちは金属加工業ではなく機械を持っているバイクショップです)なんてあまり存在していないですし、昨日はポイント点火の調整していると思えば、今日はフルコンのセッティングしているというように、ほぼ何の車両でも頼まれれば何とか解決?してきました。
物を見て気付き、声を聞いて気付くことができれば、少し時間はかかりますけど、はじめて出会うオートバイや、はじめて立ち会うレーシングライダーとのレースでも、必ず良い結果が生まれることを良い先輩に教えてもらいました。
とにかく何をするにも “気付くセンス” が必要なわけで、それはバイク雑誌やインターネットなんかでは見つかりませんし、レースの場合だと、メーカーのデータや周りの情報にばかり頼っていると、いつまで経っても、必要なセンス(感性)は磨かれないし、そのライダーに合ったいいマシンは作れません。
気付いたことを形にしてくれる相棒のおざおざと工作機械達です。
自分はめんどくさがりなので、アイデアを出したら、こんな形で、こんな風に作って、って頼むだけでして、それを忠実に形にして、それを試して、また次のアイデアの源になっていきます。
下の画像の機械はもう13~14年も故障もなく働いてくれている森精機製の頼もしいやつです。 5年前に後継の機械が入ったのに、変わらず働かせられている可哀そうなSV君。
それを扱っているのは、自分の恐怖の “ひらめいた~” にいやな顔せずに、もくもくと加工をしてくれるおざおざ君です。
ショップと工場が同じところにあると皆さんのウッドストックに対する印象も違うのでしょうね?