ブレンボキャリパー
こちらブレンボのキャリパーです。
今回、ブレーキホースを作りなおしてブレーキオイルのエア抜きをしたところ、キャリパーとフィッティングの合い面からオイルが滲んでしまいまして、何度かパッキンを変えたりしても症状が治らずにいろいろ原因を究明していたところ、キャリパーの座面がどうも怪しい…
通常ゴールドのキャリパーをブラックにアルマイトしなおして販売していたものを使っていたのですが、経験上、一度アルマイト処理をしたものを剥離するとアルミが溶けてしまって、微妙に寸法が変化してしまうことがあり、この症状も見た目には面が出ているようにみえても少し荒れているのではないかなと思い、オイルストーンで擦り擦りしてあげると、やっぱり少しデコボコしていましたので、アルマイトがなくなるまで面を出して組んであげると、オイル漏れは治ってくれました。
最初はフィッティングやパッキンを疑っていたので、そのたびにエア抜きしないといけないので、何度も同じ作業を繰り返してしまいました。
まだまだ修行が足りませんね?
こちらはレースに出場しているオートバイのキャリパーのオーバーホール。
レースに限らずストリートユースでも最重要部品のブレーキですので、たまにはオーバーホールしてあげましょうね。
ウッドストックのショップの方は預かり車両が満載で、車検、一般修理や重整備を日々こなしていますが、工場の方もおざおざが全開でオーダーされているパーツ製作をしています。
本来、同じ形状の部品を量産加工しないといけない工作機械なのに、どちらかというとワンオフの合間に量産しているという本末転倒な状況に苦しんでいるウッドストックです。
ワンオフのあり方を考え直さないと、やっていけなそうな気がしております。
あとは旧車などの手に負えない症状の修理…
手に負えないということは時間がかかり過ぎるということでして、これらを引き受けるということはあまりにも採算が合わなすぎます。
今までなんとかご期待に応えるべく頑張っていましたけど、今までのように断ることをせずにやっているとショップの存在自体が危ぶまれる状況ですので、どうにか改善していきたいと思っております。
なんて言いながらもまたまたワンオフのステアリングステム。
レース用でもの凄く軽いステムです。