ワンオフキャリパーブラケット

3月も怒涛のワンオフが続いています。


とは言っても、ご注文いただいております、オリジナルのパーツやOEMでのパーツ製作も並行して行っていかなければいけませんので、ウッドストック工場は毎日深夜まで工作機械が動いています。


しかし、機械は勝手に自分の意思で動いてはくれませんので、人間もへなへなになりながら作業を進めている次第であります。


今回のワンオフパーツはCBRのリアのキャリパーブラケットです。


お客様からのご依頼内容を元に図面を描いて、ひとつだけ、まさにオーダーメイドでの製作です。


ブラケットの肉抜きのかたちが… なんだか??? の人もいらっしゃいますかもしれませんが…



キャリパーが前方に傾かせてありまして、実際に車体に装着してみると、下の画像のようにしか、見えなくなりますので、それを考慮して、このような形状にしてみました。




正面から見たときの寸法はわりと簡単に測定できるのですが、この下の画像にありますように、材料の厚み、オフセットの料などの採寸はなかなか大変です。


採寸、図面描き、加工のプログラム、実際の加工の時間のかかり方はというと、

採寸5、図面2、プログラム2、加工1 くらいでしょうか?

もちろん製作パーツの種類によってこの比率は上下しますけど、目安としてはこのような感じに捉えていただいてよろしいかと思います。


ですので、図面まで終わった時点で、やっぱり止めた~キャンセル~ などと言われると、もう瞬殺で気絶してしまいます。


だってもう仕事の7割終わってるんですけど…


てな具合であります。


本来、このような低効率の仕事をするための機械ではないとは思うのですけど、出来上がったときに “カッコいい~” などと言ってもらえると、やっぱりこちらも気持ち良くなって、今度はもっとカッコいいもの作っちゃうぞー、ってしっかりその気になっているバカな町のバイク屋だったりします。


この3月は少々ハードなスケジュールで作業が進んでおり、多くの皆様にご迷惑をおかけしており、大変申し訳なく思っています。 決して日々怠けてはいませんので、温かい目でもう少々お待ちくださいませ。 よろしくお願いいたします。



ワンオフステムも製作中です。


可変オフセットのシステムにすると作るパーツが増えるので、ちょっぴり大変です。


これが完成したら車体を組立開始しますので、カスタム待ちのお客様ももう少しお待ちくださいませ。


がんばってるのに進行が遅すぎる~





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