ライディングステップ製作
試行錯誤していたNinja H2のライディングステップのプロトタイプがようやく形になりました。
ヒールガードは左右に装備して、いつもより大きめの設定です。
この形状ひとつとってもいろんなデザインのものを試作してかかとのあたり具合を確認しながらこの形に至りました。
ちなみにこの画像のブレーキペダルは実際にオートバイにまたがって操作してみるとペダルの上下の確度が上部にいきすぎており、やむなく作り直しに…
ペダルとマスターシリンダの接続部分が新作で、汎用のものが使えなかったのでこの作り直しは少々“泣”でした。 それでも駄目出しができて、即(でもないかな?)作り直しができるのもウッドストックの強みですので、すぐに対応しました。
とは言え、対応してくれたのはお盆のお休み中におざおざさんが頑張ってくれまして、この他に耐久レースで一部供給している可倒式のペダルも製作しました。 このペダルは可倒部分に厚みが必要なために通常のペダルよりも2.5倍の厚さの材料から加工しますので、加工時間はかなーり必要になります。
その仕様もNinja H2用ステップに別の仕様として販売するかを検討中です。(ペダルのコストがかかりますので販売するとしても少々お高くなりそうですが…)
シフト側はステップ位置を上方に移動するとシフトロッド(ノーマルなのにオートシフターが装備されているのでかなりごついです)がフレームと干渉するので、シフトアームも削り出しのものを製作しました。
こっちのヒールガードもでっかいです。
そしてこちらはフェンダーレス。 ほとんどの構成パーツを削り出してボルトで接続しており、唯一ウインカーステーだけは削り出したものに曲げ加工をしてみたのですけど、どうもしっくりこず、結局はすべてボルトで接続された凝ったものになってしまいました。
いったい何ピースのパーツで構成しているのか… というくらいの部品点数です。
この画像はノーマルウインカーを使用するタイプです。
こちらは10mmの穴が開いているタイプで汎用のM10mmのネジで留めるものであればほぼ対応できます。 (配線加工は必要です)
このH2にはちょっとお洒落なL字になっているウインカーをチョイスしました。
あとはアルマイト処理を施してH2に似合うかどうかですね。
“出来たら使うよ” と言ってくださっていたお客様、開発に時間がかかりましてお待たせしており申し訳ありませんでした。 時間をかけた分、良いものになりそうですので、あと少しだけお待ちくださいませ。