GS750マフラー加工

GS750のマフラーの加工です。

もう何年も手掛けさせていただいておりますこのGS。 いつもお任せしてもらえるので、ご期待に添える、いや、ご期待を上回るような仕事をしようと燃えて作業をしながらここまで仕上がってきました。

今回は入手されましたヨシムラモナカのサイレンサーのまさにモナカ以外の部分の製作と加工を施しました。

まずは先日ご紹介しましたシェルの修正から…

ステーの部分が根元から割れており、今回はサイレンサー部分からはステーを取り出さないこともあり、ベースをざっくりと切り取って板を溶接してから綺麗に磨いていきます。

大めにビートを盛ってから面を出すために磨きまくりますとこのように綺麗な面になります。 と、文章で書くとすぐなのですけど、こうなるまでにはなかなかの時間がかかりますね。

ここまでは比較的順調でしたが、このサイレンサーの中身とテールパイプとの接合をどうするのかが大問題になりました。

というのも、サイレンサーよりもテ-ルパイプの方が外径、内径が大きいことでして。通常の差し込み方式にしようとするとサイレンサーのインレットが歪な形状になりますし、せっかくの貴重なサイレンサー自体のデザインが変わってしまうような加工はしたくなかったので、悩んだ末、これまで何度もマフラーのことでは助けてもらっているガレージスパイラルの中井さんにお願することになりました。

細かい要望を何点か伝えると、数種類のアイデアを出してくれまして、その創案を見ると、へー、そんな構造で出来るんだー、と自分の1歩も2歩も上を行くアイデアに驚き、すぐさま加工と製作をお願することになりました。 いつも助けていただいてありがとうございます。

そして、完成したのがこちらです。

本来、寸法上、大きな段差が出来るはずのところには段差はほとんど無く、かなり自然に取付きました。

懸念された音量もかなり抑えることができましたし、元々はリベットでとまっていた部分をネジ留めにしたことでウール交換などのメンテナンスもやりやすくなり言うことなしです。

ウッドステップとの組み合わせはこんな感じです。

少々複雑な構造のマフラーステーですけど、ステップの色と配色を変えることでマフラーステーの存在がステップのデザインを損なうことのないように工夫しています。

このGS750は見てよし、走ってよしの本当にいいマシンでして、先日のRC213V-Sももちろんそうですけど、自分の乗ったことのある中で乗りやすいランキング上位に入るオートバイです。 ですので、このマシンで試乗に出るとなかなか帰って来ないとおざおざに言われてしまいます。

 

この3月、4月はGW前の納車に向けて私もおざおざもヨッシーも身体は大丈夫かと心配になるくらいの激務でしたので、5月3日から7日までお休みをいただきます。 ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 



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