ZX-10Rレース車両製作

現在、ウッドストックにはZX-10R(2012)のエンジンOH、レース車両製作、ZX-10R(2016)のエンジンOH、ZX-10R(2016)のレース車両の製作、ZX-10RR(2017)のレース車両の製作という、ZX-10Rの作業依頼が多数入庫してきており、細かく進化してきたこれまでのこの車種の歴史が垣間見ながら、楽しく作業させていただております。

設定されているバネレートの違いで解るように、大きな違いはフレームを含めた足周りと、ノーマルの電装ハーネス取り外した時にその容量にビックリする電気周りの進化でしょうか?

 

鈴鹿8耐のSSTクラスのタイムを見てもおわかりのように、最新の1000ccのスーパースポーツの進化は凄まじく、オートバイショップで新車を購入したまんまの状態でレース用のタイヤを履くだけで、一昔前では考えられないようなタイムが出てしまうくらいの(もちろんライダーが凄いのは当然ですけどね)ポテンシャルをを持ったオートバイを手に入れることができてしまいます。

それでもサーキットでの使い勝手を良くするための準備をしてあげた方が、より早くタイムアップに繋がったり、メンテナンスしやすくなったりと、やはりやるべきことはやっておいた方がいいに決まっていますので、細かく手をかけて準備をしています。

こちらはリアサスのスプリングを外してノーマル状態でのスプリングレートやプリロード、ダンパーの設定などを確認しているところ。

情報どおりのレートが出ているのかを測定機を使って測ってもらうために分解しています。

車体下のパンタグラフジャッキを使っているところがカッコ悪いですね~(ステップスタンドが他で使用中でした~)

いつものことですが、スプリングの自由長にも個体差が結構ありますので、プリロードのかかり方にも個体差が出ています。

サーキットでフューエルタンクを取り外さないでリアサスをスピーディーに交換できるように工夫しておきました。

ちょっとした手間で後の作業が楽々になりますので、大事な準備のひとつです。

まだまだ、たくさんのパーツの入荷待ちがありますので、ゆっくりとした作業の進行ですけど、だんだん形になってきており、サーキットデビューが楽しみです(時間がある分、進行形で頑張っている仲良しのチームの情報を盗み聞きしながら、レーサー製作に反映させてもらっています)

 

明日の13日(火曜日)から16日(金曜日)までは(14日水曜日は定休日です)ウッドストックのショップの方は臨時に休業となります。

午前中はおざおざがいることもありますけど、午後には工場に行きますので、店は不在になります。 ご不便をおかけしまして申し訳ありませんけど、宜しくお願い申し上げます。

 



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