ワンオフいろいろ

すごーく時間がかかりますけど、なんとか時間をやりくりしてやらせてもらっています。

やっぱり自分だけのスペシャルなパーツ欲しいですもんね?

リアのキャリパーサポートです。

一昔前まではフローティングマウントが主流で、しかもフラットな板の材料から3つ穴を開けるだけでよかったものが、スイングアームで固定するタイプになってからは材料の厚みは4~5倍、面積も2~3倍という大きなものを表と裏複雑に加工しないといけません。

これいつも言ってることだけど、この形状を決めるまでの採寸、作図、デザインを決定するまでがとても労力が必要となります。

図面を用意してもらえる場合(通常、金属加工業者さんは図面がないと仕事をしてくれないことが多いですね)はなんて幸せなんだろうというくらい準備が大変なのです。 

こんな簡単そうなパーツもワンオフです。

だけど、これもオートバイのAというパーツとBというパーツを接続するにはどこの位置にどのようにどんなデザインのものを配置すればベストかを考えると、そう簡単な作業ではありませんが、実際に出来上がったものを見てみるとそんなに大変そうではないのが悲しいところですね。

ステムシャフト(ベアリング)のアジャストナットまでワンオフ製作の依頼があります。

こだわっている方はこんなところまで気になるもの。 確かにこの辺の部品まで作り込んでいるマシンは品格が違いますからね。

AP Racing のマスターシリンダ用に作りましたアジャストダイヤルです。

これはメーカーにリペアパーツを注文してもいつ手に入るかわからないから作っちゃえということで製作しました。

高価なブランドの代用ですので上手にできるかな? とは思いましたがSTDよりいいかも? と自画自賛。

こちらはZX-10R用にいろんな用途に使える取っ手?のご依頼での製作。

ヘルメットホルダーも兼用できるように設計。

どうやって両方をくっ付けるかなと悩んだ末に…

このように2ピースで重ねて取り付けることになりました。

実車がなかったのできちんと取付いて、使えているのか心配です…

こちらはたくさんカスタムしているGPZ900R。 止めなさいと言っているのに、言うことを聞いてくれず、すごーく車高を上げて走行していたのですけど、自分の止めなさいという言葉がどうにも気になったようで、現在の車高に合ったリアサスのリンクをワンオフで製作することになりました。

上記のパーツ達は固定して使うものだから良いのですけど、ことリンクに関しては、車体に合わせてきちんと動作する形状を計算して設計しなければいけませんので、もの凄く大変です。 サスの初動からボトムまで計算した3角がこの空間に収まって、どこにも干渉しないようにすることがどれだけ難しいことか…  「できない」 というと「できないんだ~」 と思われそうだから受けてしまって、後悔しています(泣)

「できない」 というと「できないんだ~」 と言われて、「そうなんですよ、できないんです」 って言う練習しなきゃな~



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