ウッドストック、店も工場も大忙しです
最初からウッドストックに来てくれていればよかったのになーというZ1000MK2はちょっぴり問題児でして、バルブクリアランスやバルブタイミング、ピストンとバルブのクリアランスなどを測定、確認しています。
ST-2のカムシャフトはいろいろと神経質なので、ウッドストックではあまりお勧めすることはなく、久しぶりのご対面です。 バルブとバルブが接触することを避けるためにEXとINのバルブのタイミングを進めたり、遅らせたりしていると理想的なタイミングにならなかったりするので、あまり好きではありません。
このMK2は事前のパワーチェックをしてみたところ、この排気量にしてはパワーが出てなく、各パーツ単体でのスペックが高いものをチョイスしてもそれを組み合わせたときの調整が整っていないと良い結果が出るわけではない典型的な状況です。 足回り同様にバランスが大切ということでしょか? それにしてもみなさんカタログスペックがお好きなようでして、性能を引き出す塩梅がわかっていないことに出会うことが多いような気がします。 適材適所で良い塩梅でのバランスが取れていると安価な部品の組み合わせでもとても良く走るマシンが作れるのにもったいないことです。
こちらはまた違うZ1000MK2。 オイルキャッチタンクを装着するのにどうやって固定すればいいかと悩んだ末に作ったフレームのクランプ。 このようなパーツはいろいろと役に立つのでたくさん作っておけばいいのだけど、それぞれにパイプの外径が違うので、なかなか難しいところです。
今回はこのようなパーツを2つだけ作って固定してみました。 こんな使い方ができるいろんなサイズものがたくさんあったらカスタムするのに便利ですよね。 というようなアイデアはたくさん湧いてくるのだけど、時間がまったくありません(泣)
こちらはZRX1200ダエグのステップをブラックとゴールドのツートンで作ってほしいというご要望で製作しました。
広島、山口などの近隣のお客様は来店されて注文、取付けができるので、こんなスペシャルなオーダーをされることもまれにあります。
店頭では自分が安請け合いして、工場ではおざおざが泣きながら忙しく加工していますので、おざおざが泣かないためにもあまり難しいオーダーは勘弁してくださいね(笑)