KATANA用ドライカーボンフューエルタンクカバー
KATANA用のタンクカバーをドライカーボンで試作しました(いや、してもらいました…)
こちらはウエストパワーさん(今年はスズキのファクトリーライダーの津田拓也選手と全日本選手権ST1000クラスに参戦されます)とアスクエイツさん(ドライカーボン製品製作工房)のご協力によりまして、何とか形になったものです。
なぜか後先も考えずに、ノーマルの高ーいハンドルポジションがなんとなく昔のカタナとは違い過ぎましたので、
もう少しは戦闘的な姿勢で乗れるようにしたいという思いで、自分の好きなポジションになるようなセパレートハンドルと、それ用のトップブリッジを作ったまでは良かったのですけど、それだとノーマルのタンクカバーを取付けることが出来ず、困っていたところに上記の救世主が現れまして、だんだんと形になってきたわけなのです。
画像のようにグリップ、ハンドルスイッチが干渉しないような、ざっくりと削り落した斬新なデザインはウエストパワーさんからの提供により、また、世界的なトップカテゴリーのレースで活躍している4輪、2輪メーカーのドライカーボンパーツを手掛けているアスクエイツさんの技術の提供により、このような凝りまくった製品が出来上がりました(とはいえ、試作段階ですが…)
ライダー目線ではこんな感じ。
ステップと相まって、もの凄く乗りやすいポジションに仕上がりました。
この高さとこの絞りで干渉的にはギリギリかなー? でも自分にとってはもう少し開いた方が良いぐらいでした。
しかも、ステアリングダンパーも装着できるところが優れものなところです。
マフラーを交換するために、なぜかここまでバラバラにしないといけないところがスズキらしいかも…
しかも、装着したかったマフラーのテールパイプもサイレンサーも加工しないと、カッコ良い位置関係にならないことが判明して、こちらもガレージスパイラルさんからアイデアをいただき、加工までお願いしているところです。
ウッドストックの周りにはプロフェッショナルな方々がたくさんいらっしゃるので、何をするにも心強い限りなのです。
それにしても外装を取り外すと、カタナと言うイメージはどこにもなくなるこのマシン。
何とか新しいKATANAにも、古いカタナのイメージを入れ込みたいという思いもあり、いろいろと頭を悩ませてきましたけど、それが少しずつですが形になってきたところです。
たくさんの皆様のご協力を得ているなかでも、やはり削り出しパーツはウッドストックのエッセンスでウッドストック工場で地道に作っています。
この数年ブラック色メインなラインナップでしたので、こちらは敢えて原点回帰でシルバーを装着してみました(もちろんブラックのラインナップもあります)
そして、ベータチタニウム製のウッドブラウンという渋めのカラーのチタニウムボルトとの組み合わせが良い感じです。
タンクカバーが完成したらアッパーカウルやサイドカバーなどもドライカーボンで作りたいと検討しています。
もっとウッドストックらしいKATANAにして、こちらの車両をご提供してくださっていますオーナー様と全国のKATANAユーザー様に喜んでいただきたきたいと思っておりますので、お楽しみになさってくださいませ。