インジェクションもまじめにやらねば
GSX-R1000K5のパワーチェックの結果です。
このグラフは岡山国際サーキットのオープンクラスに参戦している岸本選手の車両のもので、エンジンのオーバーホールを兼ねたチューニングはウッドストックでやっています。
チューニングといってもヨシムラのハイカムST-R、ヘッドの面研磨を少々、ポート研磨をした程度のファインチューンです。
エンジンはそれなりに真面目に組んだのですが、インジェクションのセッティングはライダーにまかせっきりで、たまに相談されてもあまりきちんとしたことをアドバイスしてあげれていなくて…
結果は上のグラフのようにトップエンドで強烈にパワーが落ち込んでいました。
ピークパワーが160.90PSしか出ていなかったのです。
きれいな方のラインは岸本選手が年末年始を利用して地元に帰省したときにA/Fセンサーやリターダーが完備したダイノマシンがあるショップさんでマップを作っていただいたものです。
ピークパワーは175.47PSも出ていました。
エンジン作ってから1年以上もサーキットで無理しているエンジンにしてはまずまずの馬力ではないでしょうか?
しかしこのパワーの落ち込んでいる仕様でレースに出ていたとは…
岸本さんごめんなさいです。
もっとまじめに取り組んでいてあげてたらタイムももっと出ていたはずなのに。 反省です。
いつも足回りのセットアップばかりに時間を割いてしまっていました。
あとはこのリセッティングされたマップで実走行した時のフィーリングがどうかですね。
アクセルを開けやすくないと結果バイクは前に進んでくれませんから。
でも基本のマップができているので、今からはやりやすくなるので楽しみです。
早いエンジンにいい足が作れるとチャンピオン…
ですか?…
今年こそは…
下のグラフはエンジンを組んですぐに測ったものです。
178PSくらいでしょうか。 そんなに馬力落ちないもんですね。