こんなことになるなんて
連休前に納車予定だったCB750Fの2台
手前のシルバーのFですが、納車前に最後の試乗から帰るとエンジンからオイルが漏れてる…
ちょっとしたことですぐ治ると思っていたのですけど、念のためにヘッドカバーを開けてみたら、シリンダスタッドボルトが緩んでいました。
調べてみるとヘッドナットが緩んでいる。
組む時に絞め忘れるはずがないと思い、締めこんでみると、締まるどころかスタッドボルトが浮いてきました。
クランクケース側のメスネジがなめていてトルクがかからなくなっていました。
部品を速攻で調達して1日で仕上げるつもりでいたのですが、お客様に連絡したところ急いでしなくてもいい、と寛大な指示をいただきまして、お言葉に甘えてゆっくりきちんと治させていただくことにしました。
確かに無理やり間に合わすことはできても、急いで良い仕事はできないのでありがたいことです。
でもせっかくの連休にバイクに乗れなくなり申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし状況を確認したいので早速エンジンをおろして、シリンダまで分解しました。
さっきまで絶好調で走っていたのに…
新しく製作したマフラーは中間のトルクが太くなりいい感じだし、フロントフォークもレーステックのパーツがいい仕事をしているようで、しっかりダンパーが効いていて乗りやすくなりました。
連休前のトラブルなエンジンたちです。
左がこのたびのCB-F、右がエンジンブローのレース用のGSX-R1000(こちらの状況は後日に当ブログで衝撃の部品の写真をアップします。それほどでもないかな?)
手前のネジ穴のネジがなくなっていました。
ヘリサートを入れて治します。
他のネジは大丈夫だったのですが、念のためにヘリサート加工しておきます。