GSX-R1000エンジン

GSX-R1000のレーサーのエンジンの続き

シムが入荷したので、早速バルブクリアランス調整をしました。

Zなどの旧車と比べてカムのベースサークルのどこで測ってもだいたい安定して同じクリアランスなので安心してシムの厚さを決められます。

Zなんて測るところで物凄くクリアランスが変わるので、どこで合わせていいものかいつも悩んでしまいますが…

さすがに技術の進歩を感じてしまいますね。

シム調整が終わるとバルブタイミングを合わせます。

いつものように手作りの部品を利用してタイミングを調整していきます。

今回はヨシムラさんの指定よりもオーバーラップを多めに取ってありますので、ライダーさんには上手に乗りこなしてもらわなければ…




バルブタイミングをきっちり取ったら、ピストンとINとEXのそれぞれのバルブとのクリアランスを測定しておきます。

いくらバルタイを合わせてもピストンとバルブのクリアランスが最小値以上ないとエンジンブローの原因になってしまいますので…

今回はきちんとクリアランスがあったので他の作業の必要がなかったのでよかったです。

これを測るのもお手製の特殊工具なのです。




そして、おざおざは工場に行って誰もいなかったので、知恵をしぼって一人でエンジンを積みました。

ZX-７RRのときはいつも一人でエンジンを積んでいましたけど、GSX-Rも同じ要領で割と簡単に積めました。

今週土曜日には練習に行けるかな？

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