エンジンオーバーホール
GSX-R600のエンジンのOH
エンジンのOHのときはこのようにすべてバラバラにしてから、洗浄して、各パーツをチェックします。
チェックしたらメーカーに注文しなければいけないものをセレクトして注文するのですけど、その前に部品を書き出して見積もりをしてからお客様に了解を得て発注します。
部品とパーツリストとにらめっこしながら部品番号を書き出していくのですが、これが結構時間がかかるのです。
下の写真は今回のOHする際に交換する部品の一覧です。
部品の点数が凄いですよね。
内容としては、各ガスケット、Oリング、オイルシール、(これらはほぼ全部交換します)
IN、EXのバルブ、バルブスプリング、コッター、リテーナ(この辺はレーサーなので全部交換)
ピストン、ピストンリング、ピストンピン、サークリップ(ピストン周りも全部交換)
他には、クランクメタル、コンロッドメタル、コンロッドボルト、痛んでいるミッションギア、ベアリング類といったところでしょうか。
さすがにこれだけ交換するとなると下のように結構な数になるわけで…
金額もそれなりに高くなりますね。
メカの経験があるほど、まさかここが壊れるなんて、ということに遭遇してしまうので、エンジンOHのときの交換パーツも多くなるような気がします。
下の画像は長期乗っていなかった車両を乗れるようにメンテナンスするための部品を書き出しているのですが、
キャブレターのOH、フロントフォークのOH、F,RキャリパーのOH、F,RブレーキマスターシリンダのOH、クラッチシリンダ、クラッチマスターシリンダのOHなどに必要な部品たちです。
こんな感じで部品をひとつひとつ書き出して、金額調べないといけない(純正部品はお願いして調べてもらうのですが…)ので、作業見積もりするのにはとても時間がかかります。
このところオフシーズンということもありエンジンのOH依頼が多くて見積もりを出すのが遅くなりお客様をお待たせしております。 すみませんです。 しばらくお待ちくださいませ。