XR1200マフラー製作
先日、ご紹介しましたHDのXR1200のステップブラケット
マシニングで加工された直後の画像です。
たった一つだけ加工された、なんとも贅沢な光景です。
ワンオフ製作の場合はこのような感じで一個だけセットして削ります。
下の画像は10個を一度に作るときの図です。
多数個作るには、このようにして製作するので、やっぱりワンオフ加工は効率が悪くなり、加工金額もお高くなってしまうのです。
変わって、こちらはXR1200のマフラーの加工と製作
ノーマルのエキパイを使い、テールから後ろをワンオフです。
車検も考慮に入れて、ノーマルのテールパイプとサイレンサーを使えるようにしないといけないので、さあ大変でございます。
今回作るテールパイプとノーマルのテールパイプ両方が差し込みできるように考えました。
取りあえず各部カットします。(差し込みの長さを確保するのに苦労しました)
もともと楕円だったところを真円で差し込めるように加工します。
下の画像のように無理やりですが…
で、まずはノーマルのパイプは、楕円のまま溶接してあった場所が、真円で差し込み方式に…
見た目は微妙ですが、ノーマルのマフラーカバーが付くので大丈夫です。
今度は本丸のチタン製のテールパイプ&メガホン風サイレンサーの製作です。
あらかじめ用意したサイレンサーと60.5mmのパイプを曲げたものを使って、角度や位置を合わせて接合します。
で、溶接したのが下の画像です。
あとはステー部を作って完成です。
サイレンサー部のチタン筒はとても薄い部材ですので、クラックなど入らないように、一枚チタンの板をひっつけてから、ステーを溶接しています。
完成図はこのような具合です。
ノーマルとの組み合わせですが、思ったよりも違和感なく仕上がりましたね。
ステップのアルマイトが上がると完了となります。
やっぱりワンオフはお客様を待たせてしまいますね。 申しわけないのですが、文句も言わずに待っていただけるので、いいものを作ることで感謝の気持ちを表したいと思い頑張っています。