もうすぐ8耐ですね
レースについて
この数年、エントラントの減少に伴って、なんとも簡単に国際ライダーになることができ、
その国際ライダーを走らせることで、全日本選手権チーム、または鈴鹿8耐出場チームになることができてしまっております。
当然、実力は伴ってはおらず、パドックやピットのマナー、コース上でのルールを理解していないケースが多々あるようであります。
結果として、上位のプロフェッショナルなライダーやチームに対して、その他大勢という図式がレースのレベルを下げて、見る人の関心を遠ざけているよな気がしています。
ウッドストックでは92年から地方戦に出始めて、97年から全日本に参戦しておりましたが、まずは先輩方にいろいろ教えを請いながら、少しずつ知識や技術を身に付けていったものであります。
そのうち、少しずつ認めてもらって、4メーカー合同テストなどに参加させてもらい(当時は基本的にはファクトリーチームのテストで、プライベーターは各メーカーから1~2チーム程度のみの参加でした)ましたが、メーカーが大金を出し合ってコースを貸しきってテストをするわけでして、そんな大事な時間に、ご一緒させていただくわけですから、オイルを撒いて赤旗を出して中断させるだとか、邪魔になるくらいのタイム差があるとか、そんな迷惑をかけるなんてもってのほかですので、準備の段階から物凄い緊張感でレースに取り組んでいました。
どれだけ真剣か、どれだけ緊張感があるか、で、伸び代が決まってくるのではないでしょうか?
メカニックとしては、どれだけ真剣にマシンの現状を緊張感を持って悩みぬいて、理解するかで、初めて正常な対処ができるわけでして、真剣に理解しようとしていないから、どこぞのチームは何を使っているとか、これも試して、あれも試して、いつか正解がでればいいな、なんていうような非正常な対処しかできないのだと思います。
真剣にしないと危ないスポーツだし、緊張感が欠けると怪我をします。
経験がないものの自己流は危険ではないかなーと思いますので、長年レース活動をされている皆さんをお手本にしてきださいね。
ぼくもたくさんやり方を真似させてもらっていますよ。