Z1のシリンダとワイセコピストン
Z1のシリンダとピストン
ピストンはワイセコの70mm(K1015)
ボーリングされたシリンダの内径とピストンの外径を測定してから組み込みます。
4気筒なので当然4個のピストンな訳ですが、70mmのピストンの外径はマイクロメーターで測定してみると数値は様々です。
細かく測定したいので、1000分の1mmまで測れるマイクロメーターで測っています。
先日のリアサスのスプリングでもそうでしたけど、製品の誤差がありますので、それぞれ測定して、それに合わせて適正なピストンクリアランスになるようにシリンダの内壁をボーリングしないといけません。(プロの方々はあたりまえだろーなんてつっこまないでね)
下の画像は実測値(2個しか写ってないけどね)
写真の2つは1000分の7mmしか差がないけど、たくさん測定してみると結構違いがあるものもあったりしますよ。
こちらが頼りになる測定機器たちです。
一番上がシリンダの内径を測定するまさにシリンダゲージちゃん(1000分台のダイヤルゲージくんが刺さっています)
真ん中がピストンの外径を測定するマイクロメーターちゃん(これはいろんなものの外径や長さを測るのによく使います)
ちなみにこれは50mmから75mmまでが測れるものでして、安いものではないのに、0から25mmだったり、25mmから50mmだったりと、いろいろ買いそろえないといけないので大変です。
そして、下はおなじみのノギスちゃん(毎日いろんなことで使用しており、もう随分長い年月使っているから自分の適度が使い方をしないと適性な数値が解らないくらい酷使し続けている代物です。だったら買いかえればいいのにね)
まあ何が言いたいかというと、ただ分解して、洗浄して、組み付けるだけじゃなくて、しっかりと手間かけてエンジン仕上げていますよという宣伝ですので、このブログを不幸にも最期まで読んでしまった人はウッドストックに仕事出さないといけませんよ~