GSX1100Sカタナ エンジンオーバーホール
スズキGSX1100Sカタナのエンジンオーバーホールです。
この車両はなんとなんと走行距離が約28万キロも走ってしまったという、ディーゼルのハイエースも真っ青の頑張り過ぎたエンジンでして、30万キロを目前にして、エンジンから異音がし始めたので、大事になる前に分解して原因を確かめることになりました。
音で判断したようにクランクシャフトにガタが出ており、3番シリンダのコンロッド大端部がひどくやられていました。
当然その3番シリンダお内壁はピストンの壁面で叩かれていたので、画像のように深い縦傷がたくさん入って、痛々しい状態になっておりました。
写真はありませんけど、ピストンも同様に傷だらけです。
シリンダヘッドの燃焼室も走行距離がいっているだけあって、カーボンの堆積が凄いですね。
これまで一体何回この燃焼室で爆発したんでしょうね。?
こちらはバルブまわり。 シートリングと接触するフェイス面は大きく凹んでおり、頑張って働いた跡がうかがえます。
とにかく30万キロを目標にしているオーナー様の願いをかなえるためにも頑張ってリペアしないといけませんね。