ZX-6Rエンジン
カワサキZX-6Rのレース用のエンジンです。
レース用とは言っても、ST600クラスのエンジンは基本的にはノーマルですので、丁寧に組み付けるくらいしかないのですけど、このエンジンは前回はウッドストックでオーバーホールしていないエンジンなので、いろんな数値をチェックしながら分解します。
下の画像にあるのはバルブタイミングを計測しているところ。
もちろんハイカムが入っているわけでもないですし、カムスプロケットが長穴になっているわけでもないのだけど、今年から薄いヘッドガスケットが使えるということなので、微妙な圧縮アップとバルブタイミングの関係を把握するためにも、記録しながらの分解です。
古いオートバイのチューニングはダイナミックな大味な加工で、数十馬力というもの凄い数値が変わるので、それはとても面白いのですけど、このようにとても細かいところを攻めて、頑張って頑張って1馬力アップを目指すのも面白いですね。