カワサキ Dトラッカー サススプリング交換
カワサキ Dトラッカーです。
舗装路面を走行するには前後ともにサスペンションが柔らか過ぎ、更に足つきが良くないので、車高を下げる作業をしております。
リアの車高を下げるのにサス本体では調整機構が付いていませんので、今回はリンクロッドを延長して下げようと予定しています。 いきなりロッドを作ってもよいのですけど、スプリングをレートの高いものに変更して、初期の動きを抑えるためにプリロードもかけていくと、それだけでも逆に車高が上がってしまうので、まずはスプリングを交換してから、車高を測定しながらロッドの長さの設定を決める流れで進めます。
最初に装着されていましたスプリングの組み付け長は240mmでした。
ご愛用の自作スプリングコンプレッサーでスプリングを外してみます。
サスの長さがロード用に比べてかなり長いので、コンプレッサーの長さがぎりぎりでしたね。
サスから取り出したスプリング単体では257mmありましたので、使っていたスプリングのイニシャルは17mmということがわかりました。
そして、今回強化スプリングとして使用するのはBEETさん製のスプリングです。
ブルーのスプリングがカスタム感が上がってカッコいいですね。
このスプリングの自由長は255mmでしたので、元のものより2mm短かかったわけです。
スプリングは同じように製造されても、製造誤差により、ひとつひとつ長さが違いますので、このように交換する際には自由長を測定して、適正なプリロードで組み付けないといけません。
2mm短いので、その分、調整ネジを2mm分締めこんで、更に初期の動きを抑えるためにプラス数ミリプリロードをかけて組み付けました。
この状態で車体に組み付けてみると、やっぱり少し車高が上がっていました。
それをふまえてロッドの長さを設定しないといけませんね。
ただしロッドが長くなると同じリンクを使っても、それだけで動きが変わってしまいますので、設定したロッドを組みつけてからサスセットをしないといけなくなります。
フロントのバネもレートを上げて、車高を下げますので、前後のバランスを取るのが難しそうですね。