Dトラのブレーキ交換、GPZ900RエンジンOH
お預かりしていますDトラッカー、フロントのブレーキディスクが偏摩耗しており、
)( ←断面がこんな形になっていて、ブレーキパッドパッドはその形に添って
() ←表面がこんな形になっておりました。
こうなると引きずりの原因になりますし、ブレーキタッチも悪化してしまいますので、新品のディスクに交換することになりました。
先日の岡山国際でのレースウイーク中に村上君のZX-10Rのブレーキタッチがおかしくなり調べたところ、レース用の6mm厚のディスクが歪んでしまっていて、そのまま走行すると危ない状態になっていました。
キャリパーのピストンの動きが悪くなったり、ディスクピンの摩耗によりアウターディスクとインナーディスクのガタが大きくなったり、バッドの偏摩耗をしたりと、様々な不具合が生じます。
フロントのブレーキはオートバイの中で一番大事な部品ですので、良い状態を維持しながら使いたいですね。
↓↓↓ やっぱり新品は良い感じです。
そしてこちらはGPZ900Rのエンジンのオーバーホール。
シリンダヘッド、シリンダ、ピストンまで分解して洗浄しました。
数万キロ走ったシリンダヘッドは汚れを落とすのが大変で、ガスケット剥がしとならんで、OHで一番骨の折れる作業のひとつです。
バルブにもカーボンが堆積凄いですね。
距離も走っていますしサーキット走行もするようですのでバルブ周りは新品にします。
修正して使うパーツ、次回のOHまでの使用を考えて思い切って新品にするパーツ、要所要所で判断しないといけません。
次回のことなど考えないでパーツチョイスすると、その時はお安く済みますけど、長い使用やハードな使用を考慮すると、新品にこしたことはないですし、せっかく分解したのですから、交換しないといけないものは潔く新品にした方が良い状態を長く維持できると思いますので、ウッドストックでは長い経験に基づいて選択するようにしています。
結果、ウッドストックは高いとか言われるんだよなー
内容を比べてほしいですよね?
そしてこれはGSX1100Sカタナのエンジン
やっと腰下を組みました。
部品の入手に時間がかかり過ぎてしまったこのエンジン、組み始めると仕事が早いから、明日には完成するかもね?
しかし、1日に何台も並行して進めていますね~
今日はさらにDUCATIのフロントフォークとリアサス組んで、チェーンも替えたなー
ハヤブサの充電系の修理もしたっけ?
明日も頑張りますね。