リアキャリパーブラケット
ホイールカラーなどをレッドにアルマイト処理してもらいました。
あえてベースの色も赤にして見えにくくしてやりました。
こちらは先日紹介しましたZ750GPのノーマルのキャリパーを上から下に180°回転させるために作ったリアキャリパーブラケットをブラックにアルマイトです。
こっちも意地悪くベースもブラックにしてやりました。
裏から見るとこんな感じ。
分厚い材料からほとんどの部分を削って捨ててしまいます。
カラーやサポートを組み付けるとこんな感じ。
色の具合にとてもこだわりのあるお客様ですので、完成車がどのようになるか楽しみな半面、変になるのでは? という不安もありましたが、これはこれでありなのかなと思いますね。
さすがにキャリパーサポートまで赤だとやり過ぎということで、キャリパー周りはブラックで統一して良い感じです。
オーナー様の思いをなんとか形にするのがウッドストックの仕事ですので、いつも様々なご依頼に様々な方法で対応しています。
みなさんの趣味嗜好は当然異なりますので、それぞれの楽しみ方があって当たり前だと思います。
ですので、“うちはこれだから”などというおこがましい押しつけはなしで、常に柔軟に対応しているつもりです。
特にカスタムと呼ばれる作業に関しては、ショップが押しつけて作り出されたマシンが画一化(その方が効率が良くてビジネス的には良いのかもしれませんけど…)してしまうと、当然、みんな同じようなオートバイになってしまい、それはカスタムマシンとは言えない、同じようなオートバイがたくさんあるじゃん、ということになってしまいます。
その人用のオートバイが、その人にとってスペシャルならそれでいいと思うのです。
だから、こちらはいろんな状況に対応できるように柔らかい頭で、たくさんの引き出しを持てるように日々修行しています。
でも、あんまり難しい課題ばっかり持って来ないでくださいね。 ほんと大変なんだから…