CBR1000RRステム製作
ウッドストックではショップでは一般整備、エンジンOHなどの重整備などなどの作業をしており、工場(というほど大きくありません。加工作業場の方がふさわしいかな)ではひたすらパーツの加工、製作作業をしています。
当ブログを読んで、ウッドストックに行けばパーツを加工する工作機械を見たり、加工工程を見たりできると思って、来ていただける方がいらっしゃいますけど、来てみてがっかりということが多々あります。
加工作業場は山奥にあってショップからは遠く、ショップにはバラバラに分解されたオートバイが狭い空間に置いてあるだけで、自分の下ネタ以外にはさほど面白いことがないところですね。
運が良ければ、完成したばかりのレーシングパーツやカスタムパーツを見ることができますけど…
今回のステアリングステムは近々の全日本選手権で使用するために、かなり大急ぎで製作しましたCBR1000RR用です。
リクエストはフォークオフセットを数mm大きくすること。
レースだと1mm単位で調整する部分、2mmも変えるとハンドリングが大きく変化しますので、ステムの剛性云々を語る前に抑えないといけない大事な数字です。
カスタムオートバイを見ているとそのマシンに見合っていないフォークオフセットのカッコいいだけのステムをよく見かけますが、せっかく大金かけてカスタムしたのになんだか不自然なハンドリングだなと感ているひとは要チェックですね。
裏側は壁はペラペラになるくらいたくさん肉抜きしており、見た目以上に軽くなっています。
製作パーツ、たくさんオーダーいただいておりまして、待っていただいているお客様には大変ご迷惑をおかけしておりますが、休みなく進めていますので、少々お待ち下さいませ。
いつも仕事が遅くてすみません。