基本操作

BMW R100RS


キャブレターの同調を調整中の画像です。


ウッドストックはカスタムショップやパーツ製作ばかりをやっていると思われがちですけど、このような一般的な作業もしっかりとこなしております。


この車両はエンジンオイルをはじめ、トランスミッションオイル、デフオイル、ドライブシャフトオイル、フロントフォークオイルの交換、その他のメンテナンスをしました。


もう20年以上もやっていると、オートバイに関することは全部任せるわ、と言ってくださるお客様も多くいらっしゃいまして、年々車検や一般整備の数は増加しており、日々のメンテナンスの大切さを理解してほしいと、念じていたことが少しづつ実を結んできたように感じております。


せっかくカスタムしても基本的なところがおろそかになっていてはオートバイはきちんと走ってくれません。


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基本的なことが大事ということは走りも同じ。


下の画像は村リンにコーナリングを説明するときにたまたま近くにあったオイルクーラーホースを適当に曲げてみたところ。


名付けてウッドストックのオイルクーラーホース理論(なんじゃそれ?)


速いライダーと遅い村リンのブレーキを握っている時間をラインで示した状態。


この説明は長くなるので、聞きたい方はお店にきてください。

電話やメールは説明しづらいのでご遠慮くださいませ。


にしても、速いライダーは曲芸のように乗っているから基本的なことが大事なんて言われても違うような気がしますが、そうではなくて曲芸のような凄いライディングをしようと思えばこそ、より強いマシンのホールド(下半身)だったり、上半身に余計な力を入れないだったり、目線が遠くだったりと、やっぱり速く走ろうとするほど、基本が大事になるはずなのであります。 少しでも基本に足りないから次への階段が上がれないのではないかと思われます。


ブレーキングから始まり、シフトダウン、クラッチをつなぐ、カットイン、アクセルオンまで、大事なオートバイちゃんに無理な“急なんちゃら”を与えることなく、しっかりと抱きしめてあげて、やさしく操作してあげると、オートバイちゃんは楽に路面を捕えて曲がって加速してくれます。


車体が安定してないとコーナーの奥までブレーキを続けるなんて怖くて無理ですもんね?


村リンを代表する遅くて不安定なライダーが速く走ろうとすると、

なるべくブレーキング開始を遅らせようと、自分の限界地点でブレーキレバーをくそ握りする。

直立状態でブレーキを終わらせないと不安なので、短い距離でフルブレーキ(上体をハンドルで支えてしまう)、シフトダウン(焦っているから速度とシフト操作のタイミングがめちゃくちゃ)、回転数が合っていないのにクラッチミートを終わらせないといけなくなってしまう(コーナーが迫ってくるので、とりあえずクラッチレバーを離していきなりリアがロックしそうになる)、上体をハンドルで支えているので、下半身のホールドできていない…

この状態でコーナーリングを開始してもフロントタイやからは荷重が抜けているので、もはやタイヤの効力での旋回はなく、内輪差のみで曲がるのをライダーは何もできずアクセルを開けれる向きになるまで、ただ虚しく待っているだけという走り方になってしまいます。


この場合の基本が大事というのは、急ブレーキをしない。 腕に力を入れない。 しっかり下半身でホールドする。 目線は遠く。 急にアクセルを大きく開けない。 などになりますけど、これがきちんとできている人が本当に少ない気がします。


自分も含めて、もう一度基本を勉強してみましょうね。


下の画像、村リン赤青のフィッテングのところまでもブレーキ残せてないな〰

まっすぐのところで終わってるもんな〰

ということは奥まで握っていられる人(ブレーキ開始が遅くていい人)に進入でビシバシ抜かれちゃうんだろうな〰

その反面、速い人はコーナー奥までフロントタイヤが効果を発揮しているからクリップではしっかり出口を向いているのでしょうね?

それはタイム差相当なものですね?

残念…

みんな頑張れ!



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