ZX-10R耐久タンク
2011年の鈴鹿8耐で大破したZX-10Rの耐久タンク。
それはそれは凄まじい壊れ方でしたので、まさに象に踏み潰されてしまったかのようなペチャンコな状態でした。
どうせ使えないけど、捨てるのもなー、と思いながら保管していたところ、姫路のテイクアップの田村さんから、「直せるかもしれないよ」 という甘いささやきに、「絶対無理だって、もう立体的じゃなくて平面になってるんだから」 と自分。
「まあ、どうせ直らないから、切り刻んで捨ててちょうだいね」 と言いながら預けたところ…
「直ったかも?」 という信じられないお言葉が…
早速、村リンに車体を持って来てもらって装着確認してみると…
問題なく着いちゃった。
凄い、職人技です。 だって、あんなんだったのに。
高価なレースパーツですので本当にありがたいことです。
機械で精密に工作できることも凄いですけど、職人に憧れてこの世界に入ってきた自分にとっては自分の手で造形することができる人にはとても尊敬してしまいます。
特殊な仕事をしているおかげでこのような仕事に出会う機会が持てて、とてもありがたいと思っております。
“直るかな?” じゃなくて、“直す!” が大事なのでしょうね?