メンテナンス
新しい2015年は自分にとってもウッドストックにとっても良い意味での大きな変革をしたいという目標を持っているわけでして、その目標を実現すべく自分が尊敬する人々とたくさんお話しをしてたくさん良い刺激をいただいて、とても良い一年の始動ができていると実感する日々を送っております。
とは言え寒いのが苦手なのもですから、ついついショップ内に閉じこもって作業に専念しがちになってしまうところですけど、そこは自分のケツを叩いてもっと外に目を向けるようにしようと意識している状態です。
しかし、店内には寒い冬の間にしておきたいメンテナンスをお待ちいただいている車両をたくさんお預かりしていますので、こちらはこちらで頑張らないと、もうすぐオートバイに乗りたいシーズンになってしまいますね。
この画像は昨年ワンオフで製作したショベルのライトステーです。
部品は作っていたものの、製作したものがどんなふうに装着されているか見ておらず、カッコよくマシンにマッチしているか心配でしたが、ステーだけが周りから浮くことなくしっかりまとまっているように思えます(自分ビイキでしょうかね?)
各部とのクリアランスもギリギリOKでした。
ワンテイク目は私の測定ミスでステムに干渉してしまいお客様には大変ご迷惑をおかけしました。
最善の注意をしているつもりなのですが、やはりワンオフは難しいですね?
走れば走るだけ各部品は消耗していきます。 エンジン、サスペンション、ブレーキなどなど気にしないといけない部分は多岐にわたります。
特にレースとなるとそのメンテナンスサイクルは信じれないくらい短いので、ウッドストックではいつもレース用のエンジンが分解されています。
このZX-10Rのエンジンも昨年よく走ってくれました。
調子が悪くなったわけではないのですけど、設定した距離を走りましたので、分解して消耗パーツをたくさん交換しないといけません。
本当はクランクケースやシリンダヘッドも交換した方がいいんだけどな…
サスもオーバーホールです。
ついでに中身の減衰も古いデータに変更しようと思います。
やっぱりサスは動いてなんぼですね?
インナーチューブの摩耗が激しかったので、ボトムブラケットからも取り外して(この作業がとても大変なのです)再メッキを施します。
これでなんとか再生できそうです。
と、まあ世には問題を抱えたオートバイがあふれているものでして、ウッドストックで可能な作業はお受けしてきましたが、気が付くと無理そうな内容のものばかりがやってくるようになっております。
皆様、少しはお手柔らかにお願いします。