CB1300SFシリンダヘッド加工
CB1300SFのエンジンチューニング
レースに参戦予定のエンジンを製作しており、ノーマルエンジンに様々な手を加えています。
この車種に関してはあまりチューニングパーツが存在していません(Garage414さんからはハイカムシャフトがリリースされていますね)ので、地味な加工を施してのパワーアップをたくらんでいるところ。
まずはシリンダヘッド、ポートの加工と燃焼室の加工。
空気の流れを想像しながら、各部分の最適な大きさを決め、それに沿って加工していきます。 よく雑誌などではピカピカに研磨されたポートを見ることがありますけど、表面の細かさよりは断面にしたときの形状が決め手になるこの作業、バルブシートカットをしたときの60°部分の幅、径など、気をつけなければいけない数字を守りながらIN、EXそれぞれ8か所づつ均等になるように慎重に加工します。
ノーマルの方が凹んでいるところはかえって歪な形状になってしまいますので、敢えて追っかけてまでは加工しません。
あくまでも形状ありきで…
それは燃焼室も同じであります。 バルブが動くことを考慮に入れながら空気の流れを考えてこのような感じにしています。
IN側のポートの入り口なんてどうにも凹んでいる部分が大きくて鋳肌が残っていますが、そこも敢えての深追いはせず、綺麗にはしたいのはやまやまですけど、我慢我慢なのです。
また、バルブガイドは耐久性を考えてそのまま残しております。
というようにウッドストックの加工を見てみると、芸術性には乏しいかもしれませんけど、実用性は向上するように頑張っていますので、玄人好みだと思っていただけるとありがたいですね。
あとはおざおざにバトンタッチしてウッドストックの小さな工場にてシリンダとシリンダヘッドの面研です。