続CB1300SFエンジンチューニング

しつこくCB1300SFしてます。


こちらは遠く関東からエンジンを送ってきてもらい、テイストオブ筑波のレースに参戦するために少しでもパワーアップをということで依頼されたものです。


エンジンを分解しながら各部の測定をし、どれくらい加工するとどのくらいの数値になるのかを計算して加工メニューを決めてから実際に手を加えていきます。


シリンダヘッドのポート加工、燃焼室の加工、シリンダの面研磨、シリンダヘッドの面研磨、そして前回のブログでご紹介しましたトランスミッションの調整、追加工などを経てやっと組みつける段階になるのです。


このように組み付けまでの段階を丁寧に十分にしておくと組み付け自体はサクサク進みます。(もちろん丁寧に組みつけますよ!)




サクサク進めるための専用工具も手作りです(上の画像のピストンの下の青い物体はエンジン職人のヨッシー製です)


さすがに長年にわたり最高峰のステージでエンジン屋さんとして活躍していただけあり、何でも屋の自分とは違って細かいところまで気が付く素晴らしい職人さんです。 彼のおかげで自分も新たな発見とともにレベルアップ中なのであります。


で、(このCB1300はGarage414オリジナルのハイカムシャフトをを使います) バルブクリアランスの調整、バルブタイミングの調整をして、バルブとピストンのクリアランスを測定して、IN、EXとも安全圏のクリアランスを確保していましたので、ヘッドカバーで蓋をして完成となりました。


今日は安全に遠方まで大きなエンジンを送るために大工さんのように材木と釘と格闘して梱包をして運送会社に持ち込みしました。





続いて、またまた別のCB1300SFのエンジンを組立てます。


これはGarage414さんがテイストに参戦するためのエンジンのメンテナンスで入庫したもの。


ミッションギアが一部新品になりましたので、数日前と同じようにギア間のクリアランスのシム調整をしてから組立てます。


来週はまた岡山国際サーキットに雇われメカニックで不在をしますので、それまでになんとか仕上げなくてはと思っており、とてもまじめに作業をしています。



そういえば光元選手がギアとシャフトをWPC処理とDLC処理をして持ってきてくれたのに写真を撮るのを忘れてしまった…


すき間からチラッと見えるけど…  全然わかりませんね~


シリンダの上面研磨はウッドストック工場でおざおざが作業してくれたので、なんとか間に合いそうです。


でも、筑波ではカワサキ勢のエンジンが速いから、あとはライダーのスキルと足回りのセットアップで足りない馬力を補ってくださいね。 






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