全日本、岡山ラウンド

先週は岡山国際サーキットで開催されました全日本ロードレース選手権にメカニックとして行ってきました。


自分に託された仕事はマシンのセットアップとライダーのレベル向上のためのアドバイス係りということでして、事前テストの流れを踏まえてレースウィークへの予習をして臨みました。


テストと同じくカワサキのZX-10RとスズキのGSX-R1000の2台を担当することとなり、バタバタすることを覚悟していたのですけど、ZX-10Rの村リンは以前に痛めた股関節がとても悪化しており、まともに走行することができません。 走行を開始するも2,3周でピットインして泣きそうな顔をしており、一人でマシンから降りることさえできないような状態でしたので、今回のレースを断念せざる負えません、というこになりました。


GSX-R1000の田村選手はなんとか昨年に引き続き20位以内に入りポイントを獲得して最終戦の鈴鹿に出場できるようにと自分を頼ってきてくれましたので、無い知恵を使ってあれこれセットアップを重ねます。


セットアップといってもサスペンションのスプリングを変更しないといけないような内容は事前テストまでに終わっており、前後のプリロードを1mm変更してバランスを取ったり(最終的には0.5mm程度変化させてみたりして)、前後の車高も1mm変更後、さらに細かく0.5mm変更して決勝で走らせる仕様を作っていきました。


0.5mmなんて本当に変わるの? という数値ですけど、その小さな変化に対して、実際にライダーのコメントは大きく変わるし、タイムも変わってくるわけでして、いかに前と後ろのバランスが大切かということを改めて感じるレースになりました。




予選ではそこそこのタイムが出ていましたので決勝はポイント獲得に大きな期待をして送り出しましたけど…




↑↑↑

まあ、だいたい自分が関わるとほとんどの確立でこうなって帰ってきます…


なんと決勝レースで3回も転倒する快挙を達成しました~


スタート直前のグリッドで、“他のマシンにからんだら絶対に引くなよ!” って言っちゃったものですから、こんなことになっちゃったのかも?


でも強い気持ちがないとあんな猛者たちの中で戦えないですし、いつも優しく、戦うには足りてないそういう気持ちを持って走って欲しかったんですよねー。


だからこの3回の転倒は田村選手が大きく前進するきっかけになったのではないでしょうか?


まだまだこのレベルでしたらマシンのセットアップも必要だけど、ライダーの心身両方のスキルアップがないと大きなレベルアップには繋がらないですね?



ウン十万円もする高価な2Dのメーターはまたしてもウッドストック製のガードが転倒から守ってくれました。


やっぱり備えあれば安心です。



負傷のために決勝を走れなかったZX-10Rは綺麗なままの帰宅だけど、やっぱり戦って痛んだマシンの方が痛々しいけどカッコいいような気がします。


ZX-10RもGSX-R1000も来シーズンは新型になりますね。 どんな進歩があるのか楽しみです。



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