YZF-R1(2015)続ECU書換え
YZF-R1のECU書換え作業の続編です。
サブコンとは違ってECU自体の書き換えはあまりにもできることが多く、しかも、同じ燃調の書き換えだけ比べてみても、回転数、スロットルバルブの開度の切り割の細かさも、こんなに細かい調整が必要なのかな?と疑問に思うくらいのマスの数を埋めていかなくてはいけません。
ですので、一日にできるテストの数は限られますけど、それでも試したことの結果は数字に出ているので、なかなか趣深く作業ができています。
ダイノマシンでのチェックによって各マップの変更によるパワーやトルクの変化の違いとA/F値の変化を照らし合わせながらひとつひとつのマスごとに噴射量を計算して数字を増減してターゲットのA/F値になるように修正を繰り返します。
最初は濃い薄いがバラバラなグラフでしたけど、修正を繰りかえすごとにだんだんとターゲットに近づいていきます。
今日の最終チェックの段階ではA/F値はかなり綺麗なラインになり、中間からピークまで全域でのパワーが上がりました。 もう少し細かい設定を煮詰めて扱いやすくてパワーのあるデータを作る予定です。
と、こんな難しいことをしながらも、その横では子供の自転車の修理をしているウッドストックなのであります。