ゼファー750、Z750FX、ZRX1200エンジン作業
寒い冬に入りましたら作業日数のかかる重整備が多数入ってきます。 その中でもウッドストックでは冬の風物詩的にエンジンのオーバーホールで入庫する車両のエンジンパーツで狭い店内がエンジンだらけになってきました。
そんなエンジンの分解前にはこのようにパワー測定や空燃費、圧縮圧力などを計測してその時のコンディションを把握しておく必要があります。 これから分解してOHするのだから別にこんなことしなくていいんじゃないの? という感じなのですけど、 分解時に深くチェックしないといけない部分があったのではないか? 自分たちで作業したことが適正に行われているのか? 等の問題点を少しでも作業前に把握しておいた方がより確実な施工につながったり、作業後のこれで大丈夫という決定を下しやすいので、このような分解前の測定や分解途中の測定は組付け以上に大切な役割と思います。 もちろんエンジン回しちゃダメでしょというようなダメージがあるような状態のマシンには該当しませんのでご安心を。
上のゼファー750は遠い高知県からピストン、カムシャフト周りのエンジンチューニングでお持ちいただきました。 ステップはウッドストックのスペシャル仕様になっており、遠い場所でもウッドステップを愛用していただいていたことに感謝感謝です。
こちらは綺麗なZ750FX。 ハイカム組込みとCRのキャブレターセティングでの入庫で作業前にパワー測定しているところ。 だいたいパワーを測ると期待値よりも低いことが多くがっかりすることばかりなのですけど、思っていたよりもパワーがあったので自分の作業のハードルが上がってしまいましたね。
そして、こちらはエンジンのフルオーバーホールのZRX1200。 これから各部のチェックしながら分解していきます。 まだ他にもZ1000MK2のエンジンが2台あったり、CBR400Fのエンジンがあったり、CB1300SFがあったり、Z1やGSX1100S刀(この2台はウッドストック所有で何年も放置ですけどね)とエンジン専門ショップのような状況になっています。 早く作業進めないと店内に足の踏み入ればがなくなりそうです。