Dトラッカーエンジンチューニング
Dトラッカーのエンジンメンテナンス
ロードレースの練習用のマシンのはずなのに、思いのほか面白いということで、だんだんとカスタムが進んでいき、今年もしっかりとこれで練習を積んで全日本ロードでも活躍できるようにとエンジンもリフレッシュしました。
同じボアサイズのJEピストンを組む予定のシリンダはこの画像のようにかなりの縦傷が入っており、本来ならばシリンダを交換したいところですが、内径を測定してみるとピストンクリアランスはなんとか使用範囲内に収まりそうでしたのでホーニングして再生させることになりました。
施工するとこのようにしっかりとクロスハッチが再生されました。
作業後の内径を測定してみると、やはりぎりぎり範囲内でしたので、なんとか使えそうです。
バルブシートカットなどの作業を完了したシリンダヘッドを組んでバルブタイミングの調整をします。 オーナーの村リンになぜか指定のタイミングの数値をいただきましたので、そこは少し組入れて問題のないタイミングで組みました。 ピストンとバルブのクリアランスもしっかりと測定してトラブルが出ないように確認しています。
それにしても村リン、ZX-10R乗らなくても大丈夫なのかな?
小排気量のマシンでも練習にならないわけではないけど、やっぱり実際にレースで走るマシンで走るのが一番なのですけどね。