BMW HP2メンテナンス
BMW HP2のメンテナンスです。
車検に合わせて、通常の車検整備にプラスしてステムベアリングの交換、フロントフォーク、デフ、ミッション、エンジンなどの各オイルの交換、タイヤの交換、スパークプラグ、エアエレメントの交換、バルブクリアランスの調整などなど、思い当たるところはきちんとメンテナンスするというご依頼です。
この最近は違う内容での作業で入庫してきた車両の整備中や試乗中に 「おや? 何か変だぞ?」 という症状を感じて確認してみると、ホイールのベアリングに問題があったり、ステムベアリングの使い過ぎによるガタがあったり、ドライブチェーンの調整や各種調整不足による不具合があったりと、日々の点検を怠っていることによる問題点を修復するというような作業が続いていました。
しかし、このHP2のように車検などの節目にしっかりと整備をすることにより、常に良い状態を維持して乗ることはそのマシンを長持ちさせるためには不可欠なのではないかと思います。
このHP2、フロントアクスル周りの不具合があり、フロントフォークの修正、ホイールカラーの製作に加え、アクスルシャフトの固定用のボルトをワンオフで製作して今回のような不具合が出ないように対策をしました。
オーナーが解らなかった不具合を見つけるのもメカニックの仕事ですし、見つけた不具合をどのように対策し解決させるのかを考えるのもメカニックの仕事です。 見つけるための気配り、解決する能力が必要になりますので、よーく、よーくマシンを観察することを心掛けないといけないですね。
先日、お伝えしましたデイトナ675のハンドル交換
ハンドル切れ角の調整をしたにも関わらずアッパーカウルを少し加工しないといけなくなりまして、このような状態になりました。 なるべく加工なしでとは思っていたのですけど、サーキット走行をする車両ですので、ハンドルのポジションを変更できる余裕を持たないといけないので仕方ないのかなと思いますね。
手前からNinja H2、RC213V-S、Garage414/CB1300SFと3台のスーパーマシンのパーツ製作もしています。
あまりにも素敵な顔ぶれでしたので、写真を撮っちゃいました~
RC213Vのパーツということで力が入り過ぎていて、なかなか完成に至っておりませんけど、必ずや今後のウッドストックらしさの源になるような造りにしようと頑張っています。