オーリンズのオーバーホール
GPZ900Rがオーリンズの正立フロントフォークとリアサスのオーバーホールの依頼で入庫しました。
オーリンズの正立も発売からかなり年数が経過してきて、そろそろオーバーホール時期のものが増えてきているようです。
エンジンオイルはこまめに交換するのにサスペンションはわりとほったらかしになっているケースが多いような気がするのですが、サスのオイルはエンジンオイルよりも全然少ない量で潤滑させられているので、当然何年もダンパーの性能を同じように維持するというのは不可能になるわけです。
サスが本来の性能を発揮していないのにあれこれセッティングしてもまったく意味がなくなります。
ノーマルと違ってアフターマーケットのサスは高価だけど、長い目で見ると、オーバーホールをしながら性能を維持して走ることができるのと、内部の仕様の変更が比較的と簡単に(メーカーにセッティングパーツがそろっているなど)でき、使用条件に応じた設定が可能であるというメリットがあります。
ですので、そのメリットを最大限に利用するためにプロショップと呼ばれるところでメンテナンスやチューンアップを依頼することをお勧めします。
そういうショップですと、乗り手の要望を上手に汲み取り、サスメーカーやサス専門ショップへの適切なオーダーをするための橋渡しをしてくれます。
単にオーバーホールだけならまだいいのですが、仕様変更となると相当な知識と経験がないと良い結果を得ることは難しいのではないでしょうか?
上の画像はGPZ900Rにオーリンズの正立フォーク、APレーシングの6ポットキャリパー、ウッドストック製のAP専用の320mm鋳鉄ブレーキディスク、ウッドストック製のキャリパーサポート、マルケジーニホイールの組み合わせです。
最近はあまりAPのキャリパーを使う方がいないのですが、形はブレンボよりかっこいいような気がします。 もう少し安く手に入るといいのですが…
この6ポットのキャリパーはバッドの当り幅が狭いので、それ様のディスクはインナーディスク径が大きくていい感じですね。