ミッションギアのクリアランス調整
Zのトランスミッションです。
普通にノーマルの部品構成のまま組もうとしたら、横方向にガタがありすぎ。
写真はドライブ側ですが、カウンターシャフト側はもっとガタがひどかった。
ガタがありすぎると、ギアを入れようとしても相手側のギアが逃げてしまって入りにくかったり、入っているギアが抜けやすかったりと操作的に困った症状が出やすいし、ギアを噛みあわしている凸と凹の角が削れて丸くなりやすいので、どんどん部品を痛めてしまうのです。
本当はギア本体を新品にしたいところなのですが、もうほとんどのギアは廃盤になっていてどうしようもないし…
このまま組み付けるのは気に入らないので、内径22mmのスペーサを探してみました。
いろいろ厚みの違うスペーサがあったので、それらを2枚とか3枚重ねておいしい厚みにして組みました。
サイドのクリアランスはレースでいろいろ試してみて具合のよかった数値に合わせることができるスペーサの組み合わせにしました。
下の写真の他にもたくさん用意したのですが、使ったのはドライブ側が2枚とカウンター側が2枚だけでした。
残りはいつ活躍できるかかわからないその日まで保管です。
こんなにしてタペットシムやキャブレターのジェット達もどんどん増えていきました。
ほとんどがせっかく買ったのに日の目を見ずに工具箱の中で眠っています。