レースとはいかに


ウッドストックを始めるにあたってレース活動がしたいからという理由で始めたお店。

今思えば、なんといういい加減な目的で大事な仕事を始めてしまったのだろうと…

ウッドストックとしてもう十数年も続けていたレースですが、この数年は休止状態なのであります。

97年あたりからは全日本選手権を追っかけ始めたのですけど、最初のうちはただただがむしゃらにレースに参戦していました。(結果はいつもいまいちでしたが…)

そのうち最高峰のスーパーバイクでもそこそこポイントが取れるようになってきて、勘違いして有頂天になっていたこともありましたね。(なにも知らないというのは恐ろしいことで…)

でもレースのことが解れば解るほど、必要となる体制(良いタイヤ、良い情報、マシンを作るための関連会社などなど)が重要であることに気づき始め、それらを手に入れるための活動がいかにタイムや順位に直結しているのかということをいやというほど思い知らされました。

知れば知るほど自分たちが行ける限界点が見えてきて、参戦することに対しておっくうになっていきました。

結果がついてこないことに対して言い訳を言いたくないから…



レースで一番いやなのが言い訳です。

あのタイヤさえ手に入れば自分たちでも速くなれるとか、
レインコンディションだったら速いとか、
今使っているバイクのメーカーがダメだとか、
タイヤメーカーがダメだとか、
もしも転倒していなかったらきっとこれくらいの順位のはずだったとか、
次のレースのためのセッティングだしのためのレースだったとか、
来年こそはきっと結果が残るはずだとか、

さまざまな言い訳を耳にしますが、

全部言い訳で、なにも手に入れる能力がないから言っているだけで… 

もっといえば、いつも言い訳を考えながらレースをしているから結果なんかのこるはずもないのに、それでもレースだけは出ているひとが多いような気が…

自分たちはそんな言い訳を言いたくないから(すみません。言い訳していた時もありましたし、中途半端に参戦すると、いろんなジレンマから欲求不満になってしまいます。)休止中ということになっています。

自分たちが言い訳のできない体制を手に入れることができたらいつでも参戦したいと思っているのですけど、いつになることやらですね。



レーシングライダーですが

やはり言い訳しないライダーが好きです。

できることは全部やる。 コースに出たら、晴れでも、雨でも、練習でも、本チャンでも、いつも手を抜かないライダーです。

ライダーが手を抜かないと、こちらも手を抜けません。

必要な部品はどんなに高価なものでも買いますし、知りたい情報はどんなに卑屈な態度をとってでも教えてもらいます。 必要なパーツは無ければ作るし、何度でも作り変えます。

そんなメカとライダーの相乗効果でいいマシンができるのです。


練習で少しでも手を抜いて走るとセッティングは出来ません。

いつもトップのタイムを意識して、その走りをするためにはマシンがどうあるべきかを考えることができるライダーだと、おのずといいマシンが出来るようになるのです。

でないと、セッティングごっこになったり、レースごっこになるのでは、と思います。

ごっこになった時、お金、時間、労力、いろんなものが無意味に犠牲になるだけでなく、なにしろ危険です。 

あんなに速い速度で、2輪で競うのです。 

危なくないわけがないでしょ?

少しでもまだまだ未熟なライダーのカツになればいいのですけどね。



偉そうなことばかりで申し訳ありませんねーだ。





この記事を気に入って頂けたらいいね!フォローをお願いします

  • facebookfacebook
  • TwitterTwitter
  • LINELINE
  • B!B!

Related article関連記事をご覧になりたい方はタグをクリックしてください。

Related Products関連商品

関連商品はありません。