手仕上げパーツ製作
まだ山の工場もコンピュータで動いてくれるマシニングセンタも無かった時に作ったバックステップです。
でも見てくださいな!
きちんと肉抜きの加工がしてあるでしょ!!!
これは全部コンターマシン(ノコ歯がくるくる回るやつ)で切って側面を綺麗に仕上げています。
中の肉抜き部分はドリルで穴を開けてからそこにノコ歯を入れて内側から切っています。
その側面もヤスリ、ヤスリにペーパーヤスリを巻きつけて、バフで、と直線や外アールや内アールを仕上げます。
ですから、このようなデザインにすると物凄く時間と労力が必要になり、一台分作るのに数日かかっていました。
ステップバーも汎用の旋盤で作っており、ローレット加工(滑り止めのギザギザ)も一本一本加工していました。
もう10年以上も前になると思いますので、表面は少し腐食しかけてはいますが、フライスを使わずに作ったとは思えないくらい頑張って角のアールを綺麗に加工しているでしょ?
面取りも手作業です。
機械がないのなら加工が簡単なデザインにすればいいのにね。
でも当時からカッコウにはこだわりがあるんですよね。
キャリパーサポートも手作りです。
さすがにブレーキディスクのインナーディスクはマシニングの加工ですが…
フロントフォークスタビライザーも同じような加工の仕方で製作しました。
フロントフェンダーを吊るしているステーも手作りです。 旋盤で丸いロッドを作ってから曲げて、別の丸いカラーと溶接してあります。
これがかなり昔にカスタムした手作りゼファー400
今のようにコンピュータ制御の工作機械で作ったパーツで組みつけられたカスタムもカッコいいものはありますが、このように手削りでも味のあるカッコいいマシンもいいですね。
CRのセットは辛いけど…
ペイントも何気にカッコいいし