GSX-R1000エンジンOH
GSX-R1000のシリンダヘッドのバルブシートカットの模様です。
相変わらずこれが大事と思いながら真剣にシートカッターで仕上げております。
レーサーなのでパワーを殺さないように、削り過ぎに注意しながら、外当たりであたり幅を小さく仕上げます。
少し削っては光明丹であたりを確認しながらの作業ですが、16バルブもあるとそれなりに時間もかかります。
細かい作業ですので、自分の納得できるレベルでしたいので、内燃機屋さんにお願いするわけにはいかない仕事です。
何気にダイノマシンの片隅が高さが丁度よくて好きかもです。
奥にはシートカット待ちのZ1のヘッドが待機しています。
シートカット終了の様子です。
16個のバルブシートに綺麗にオレンジの丸い線がついていますね。
このエンジンはバルブがチタンなので、すり合わせの際にコンパウンドを付けてはいけない(バルブの表面処理が削り取れてしまうので)ので、エンジンオイルを少量付けて摺り合わせをしました。
この作業でシートカッターで少し荒れたシート面を潰して密着度を上げて終了です。
摺り合わせが済んだら、洗浄して、速攻でヘッドを組み付け完了です。
なぜかクランクケースを組む前にシリンダヘッドが出来てしまいました。
順番逆ですよね。