エンジンOH
GSX-R1000K7のレーサーのエンジンのOH
このエンジンはさすがにレースベース車だけあってトランスミッションの部屋とクランクシャフトの部屋が別々になっているので、サーキットごとにギアを入れ替えするのにとても便利になっています。
しかしクランンクケースが華奢に見えてしまい、数シーズンも使うのは無理なのでは? という感じですね。
出力と軽量化ばかりを求めているのはいいのですけど、やはりランニングコストを考えると今時のレプリカはいかがなものかと思わされます。
クランスケースが一生懸命にミッションのベアリングを保持していたので、多少痛んでいました。
下の画像のシフトフォークも3つともやられていましたね。
この辺のエンジン、コンロッドボルトはもちろんですが、クランクケースの合わせのボルト、シリンダヘッドのボルトなど、~Nmで締め付けた後に60°更に締めるというように、角度締めをしなければいけません。
それで何年か前に購入したトルクレンチが活躍しています。
写真のように力のトルクと角度の設定が両方出来て非常に便利になりました。
しかも設定トルクになると“ピー”と鳴り、更に手に“ビリビリ”と振動が伝わるようになっています。
さすがスナップオンですね。