レーシングパーツ
GSX-R1000K7,8のオーリンズのフロントフォーク
GSX-R1000K5のSTDフォークよりも実測で7mm程度長かった(長いことは非常にセッティングの幅が上がるので大歓迎です)ので、元の車高と同じにすることで7mm突き出ししました。
自分的にはフォークセットを柔らかく使えるようにもっと突き戻すようになるのではと予測していますが…
みなさんもフォークを変えるときには長いものをチョイスした方がいいですよ。
長すぎればたくさん突き出しすればいいだけだし、短いとどうしようもないですので。
今回からCBR1000RRのSTDキャリパーを使うことになったので、キャリパーとフォーク間のスペーサも製作して装着です。
少しは操作感が良くなればいいのですが…
しかし、このキャリパー作りが凄い
ワンピースなのはいいのですが、裏からピストンのシリンダ部分のボーリング加工をしてあり、その穴をふさいでから削ってありました。
表から見るとまともなのに、裏から見ると何やらいけてない形状でした。
メーカーもコストダウンが大変なのでしょうね。
この時期は全日本はシーズンオフなのでライダー様たちから企画書が届いております。
今の世界の経済状況からみても、レース界を取り巻く状況は厳しくなる一方で、当然スポンサーを獲得するのは至難であり、それでもレースを続けるというライダーやレーシングチームは半端な情熱ではなく、尊敬に値するものであると思っております。
自分も例外ではなく、情熱は負けない気ではいるつもりですが…
ただ実際に全日本で良い成績を残そうと思うと、情熱だけでは乗り越えられない壁がはっきりとあるわけで…
オートバイメーカーとの関係、タイヤメーカーとの関係などなど
お金では手に入らない部品や情報を手に入れないと上のほうは走れません。
お金を払って買っている人よりも、お金を払わないでサポートを得ている人のほうが性能の良いパーツを使えるという何とも理不尽極まりない世界であり…
なんとか知恵と努力で乗り越えようとしてきましたが、人間関係にまでことが及ぶとなかなかうまくはいきません。
なんか政治の世界によく似ているような気がしてならないのは自分だけではないと思います。
しかし、しかし、それでも続けるという勇気を持ったライダーはまだいるわけでして、自分たちのアイデアと技術が役に立つならば少しづつですがサポートしようと考えております。
ファクトリー系のお金のかかったマシンに対して、アイデアだけで作った安いマシンで少しでも、一瞬でも光る走りを見せつけたら気持ちいいでしょうね。