Zのフロントまわりのカスタム
Zのフロントまわりのカスタムがかなり出来てきました。
先日、ステアリングステムが完成して、今回キャリパーブラケットを作りました。
このようなオフセットタイプのキャリパーブラケットの製作ではキャリパーのセンターにブレーキディスクがくるようにオフセットの数字を正確に出さないといけません。
実際に加工するよりは採寸している時間の方が長くなるくらいです。
多少の誤差でしたら許容範囲なのですけど、さすがにワンオフなのでそこはシビアに測定しています。
タイヤが邪魔をして上手く写真が撮れていませんけど下の画像のようになります。
Zはアクスルシャフトの締め方でも微妙にホイールセンターがずれてしまうので、組み付け方も工夫が必要ですが…
まあ、許容範囲にいれば問題ないと思います。
フォークとディスクが新品になると全体が美しくなってきますね。
一通りパーツが揃ったのでハンドルの切れ角を決定するのに仮組みするのですけど、ステムをアルマイトするので、ステムシャフトやベアリングを打ち込むと後が面倒なので、ダミーのシャフトを作ってから仮組みしました。
下の画像でみるとなんとも見慣れない雰囲気ですよね。
あとは以外に苦労したのが、ノーマルのヘッドライトステーの加工です。
フォーク径が38mmになるので、ライトステーに入らず、内径を拡大するのですが…
うまく旋盤で加工できずに、長いリューターでなんとか時間をかけて加工しました。
まるでポート加工をしているようなやり方です。
普段コンピューター制御のマシニングセンタをメインに加工していると手作業がしんどくなりますが、初心に帰るのもいいかもですね。