続、オートポリステスト
オートポリステストの続きです。
2日目はCBR1000RRとGSX-R1000の2台のセットアップ
CBRの方はベースが良かったこともあり、細かい調整に終始しました。
オートポリスはストレートが長く、2本の上り区間が長いので、リアの高さを出すことに重点を置きセットします。
上りでしっかりアクセルを開けれるラインが取れるように、初期旋回を向上させ、100R、250Rのコーナーを全開にし続けても腰砕けにならないようなリアを作ることを考えています。
あとは、アクセル開けながらの切り替えし時の取り回しの軽さも重要ですね。
練習のときは一番前に並んでコースインしなさい、と指示して、前に並んでいる村上くんです。
シグナルがブルーに変わった途端に後ろに並んだ人々に次々と抜かれてしまう気の弱い国際?ライダーです。
逆に少しタイムの速い村上くんの後ろについて、タイムアップしてしまうクレバーなRIKI選手。
決勝では近いポジションでバトルしそうですね。
上がCBRで下がGSX-Rのセッティングシート
CBRはリアの車高を数ミリ上げた以外はプリロード、減衰の調整くらいでオートポリス初のJSBマシンで早くも55秒台までタイムを伸ばしたRIKI選手です。
初JSBの走り出しが2分04秒が、2日で55秒までいくとは思いませんでした。 たいしたものです。
セットの変更に対してのコメントも的確で、まだまだ経験わずかなのにも関わらず非常に優秀なライダーという印象です。
もう数日テストができたらよかったですね。 まあ今回が最後ではないので…
一方GSX-Rはというと、こちらは大胆なセットに終始
車高は前後とも10数ミリも変更し、リアのバネレートは113N→116N→120N→125N まで上げていきました(ちなみに一日のテストです)
結果はこの日、58秒スタートで、最後は54秒台前半まで成熟でした。
レースメカとのテストは初めての村上くんでして、セッション中にサスペンションを交換したのも始めて、セッション中にスプリングを交換したのも初めての、まだまだ全日本初心者ライダーですが、自分の大胆なセット変更に戸惑いながらも、それなりに頑張っているようです。
セッティングシートを見ると良くわかるのですが、さすがオートポリス、リアばかり触っていますね。
エンジンはフルノーマル、フロントフォークもノーマルです。 お金のかかったマシンにどこまで通用するのか楽しみです。(ほんとはかっこいいフォーク欲しいのですけどね)
まだまだ試したいセットは山積みなのですが、公式練習は1時間が一回しかないので、得意の大きな変更はできそうにないかな?
でも、まだまだ無難にまとめてもしかたないようなタイムだし、トップは楽に50秒は切るでしょうから、大外しするかもしれないけど、大きな変更してもいいかもしれないですね。