Zのチェーンライン調整
Zを18インチ化して、リアタイヤを150/70-18にすることが多いですよね。
同じサイズ設定のタイヤでもメーカーやモデルによって実測の幅が随分違っています。
150mm以下のモデルもあれば、160mm近いものもあります。
Zのチェーンラインはとても内側を通っていますので、この数ミリのタイヤ幅の違いでドライブチェーンとタイヤが干渉してしまいます。
今回、写真のZに履いたリアタイヤはダンロップのロードスマートだったのですけど、これはかなり太くて実測で158~159mmもありやがって(サイズ表示を160にするべきでしょ?)
まずはドライブチェーンをRKの530UWRを選択しました。
このチェーンはレース用の極薄のシールを採用しており、実測でXW系よりも総幅が3mmくらい薄かったので、タイヤ方向には半分の1.5mm程度タイヤとの距離を稼げるので使うことに…
これでギリギリ当たるか当たらないかになりましたが…
F、Rスプロケットの中間くらいの位置にタイヤがくるので、走行中にチェーンが横に振れると当たるはずなので、少しスプロケットを出すことにしました。
フロントスプロケットは630から530にしたことで逆に組むと2mm程度オフセットしますので、それに合わせて、リアスプロケットとスプロケットハブの間にスペーサを製作して対処します。
今回のホイールはゲイルスピードなので、それ用のスペーサを作成です。
下の画像がそのスペーサです。
これくらいの厚さですとスプロケットの内径側のガイドのかかりは大丈夫なのですが、5mm以上になると、スプロケットハブのガイドがかからなくなるので、ハブ自体を作り変えなくてはいけなくなります。
このような細かい部品もマシニングで作るとゲイルスピードのハブの形状に合わせて作れるので、このような調整部品が目立たなく組めるので助かります。
一個だけ作るのは簡単な形状でも手間なのですけどね。