せっかく作った部品
下の画像にあります今シーズン製作パーツ
上下のステアリングステム(わざわざブラックにアルマイトまでしてしまいました)
わりと凝った形状で図面描きから製作まで時間かけて作りました。
2日間のテストを経て廃棄処分(とは言ってもキープしてますけどね)となることが決定!
それに伴う加工したハンドルや数々の部品も同じ運命を…
更に気合を入れて3Dで図面を描いて、仕事の手を止めて加工したステム上下がもう一つあります。
これはもっとひどくて、約1時間半のテストで使わないことに決定となりました。
なぜこのようなことになるのでしょうか?
レースって過酷なものでして、常にコンマ数秒を削るためにパーツを購入したり、製作したりするのですけど、限られた時間内でタイムを削るためには、早い段階でハードパーツの選択を行い、細かなセットアップに移行しないといけなくなります。
その初期段階において、ステムのように特定のフロントフォーク専用品で作ってしまったパーツはそのフォークを使わなくなった時点で一緒にお蔵入りしてしまわざるを得ません。
ものすごく時間をかけて作った部品をいとも簡単に廃棄同様の扱いにするのは、製作者でもある私たちにとって悲しすぎるのですけど、タイムを短縮するために必要でないものは、違うパーツにとって代わるしかなくなります。
にしてももったいなさすぎますよね。
今年のZX-10Rは新型でもあるおかげで、このような作ったのにお蔵入りしてしまった部品がすでに山のようにあります。
下の画像のリアブレーキディスクもです。
もともと外径220mmのノーマルディスクを写真のように200mmにウッドストックのマシニングで加工して形を変えて作りました。
スペアのホイールの本数分作りましたので、5枚加工したわけです。
しかし、いろんな訳あって元の220mmのディスクにすることになり、5枚ともボツになってしまいました。(計画性がないと言われればそのとうりでございます)
ボツの部品で一台組み上がったりして…
今週末はオートポリスでST600の全日本が始まりますね~
8耐でウッドストックで走る西嶋修選手や、先日の鈴鹿2&4でお世話になったBEETさんから走る藤原克昭選手には是非頑張っていただきたいですね。
カワサキとダンロップの決して楽ではない組み合わせをどこまで仕上げてるか楽しみです。
ウッドストックのステップを使っていただいていますRSイトウの皆さんも同様に期待しております。
しかし問題なのが村山選手。 全日本デビュー戦前にして、ウッドストック久保に走り方をケチョンケチョンに否定されてしまい、走り方の基本を見直しながらの練習になりそうなオートポリスラウンドです。
大激戦のST600クラスなので、予選を通過するのも難しいとは思いますけど、恥をかきながらでも数日間全日本の皆さんと一緒に走ることでたくさん吸収することはあるはずですので、最後まで諦めずに前に食らいついて走ってほしいですね。