スポーク採寸
リムとスポークを新品にというオーダーです。
しかし、リムの寸法が21インチから19インチに変更になり、今までのスポークだと長さが大きくかわりますので、まずはいくらの長さのスポークが必要なのかを割り出さないといけません。
しかも、いろんな長さのスポークを持っていれば、いろいろと組んでみてちょうどよい長さのものをオーダーすれば済むのだけど、手持ちが何もないうえに、あまりにマイナーで古い車両なので、純正も廃番になっているし、なんとか自力で寸法を洗い出さないといけなくなりました。
まず、21インチのリムと19インチのリムの内径を計測してみて、その差の半分くらいの長さを切ってみます。
でも、そんなにカットしてしまうとネジの部分がなくなってしまうので、切る前にダイスでオスネジを作っておきまして、その後切断作業をしてみました。
本物はダイスでネジ切りをすると痩せてしまいますので、転造でネジを作らないといけないのですけど、このスポークは寸法を出すためのものなので、てっとり早くダイスで作業しました。
早いとはいえ数が多いので、それなりには時間はかかります。
実際に組むアルミリムは表面にキズが付きやすいので最大限注意しながらの作業となります。
先ほど作っておいたスポークを組付けてみて、さらに細かい採寸をします。
実際に組付けてテンションをかけてみないとニップルがどこまで入るかわからないので、きちんと組付けて採寸終了です。
でもまだリアが残っているんですよねー。
次はこのエンジンの分解が待っているし、レースシーズンが始まるからパーツ製作もしないといけないし、やること満載です。