スプロケットキャリア製作
レースで使うホイールが不足していたので、たまたま保管してあった他の車種のマルケジーニホイールを使うことになり、採寸してみると、各部の寸法が結構違っており…
チェーンラインも全然違うので、スプロケットキャリアをワンオフで作りました。
この種類のホイールはダンパーラバーが丸い形状ではなく、下の画像のようになっているので、キャリアをつくるのも結構大変です。
作るのがというよりは、元の寸法を採寸するのが大変なんですよね。
採寸して、元の寸法から使いたい寸法にするために計算して、図面を描いて、機械加工のプログラムを組んで、治具を作って、それからやっと加工に入るわけでして、それでひとつしか作らないともったいないですよね。
でもカスタム、レースの世界はひとつだけっていうのが多く、ひとつのものを作るのに手間暇かかりますので、量産品と比べると単価はかかってしまいます。
これから鈴鹿8耐などのレースに向けて、このような加工のお仕事がたくさん出てくるのかなーと少々ビビりながら頑張っております。